ここしばらくなんだか無性に練り切りが食べたかった。そこに職場の方から頂いた栗きんとん（おせちじゃない方）が追い打ちをかけた。
練り切りって普段は牛皮や薄皮に包まれているこし餡がそのまま生地になってるところが好きなんですよね。全体がこし餡なのが幸せ。
でも練り切りって意外と売ってない。
いつもの行動範囲にお菓子屋さんや和菓子屋さんはそれなりにあるけど、結局ケーキや焼き菓子がメインな気がする。あとお団子や大福、羊羹とか。
お店のホームページでメニューを見ても普段から練り切りが置いてあるかわからないところが多い。
独立店舗なお菓子屋さんは特に、行ったら何か買わなきゃいけないというか、買うものを決めて行くところのイメージだからなんかふらっと寄るのも難しい（気がする）。
なかなかないなぁ、そもそも上生菓子って予約して買うものなんだっけ？と思いながらいろいろ検索していたら、ようやく上生菓子、練り切りが予約しなくても買えるお店を発見した。
個人経営のお店だったけどまさに探していた、“練り切り”が置いてあって嬉しかった。4種類全部一個ずつ買ってしまった。
ご主人から直接伺ったわけではないけど、学校の先生を勤め上げたあと夢だった和菓子屋さんとして開店されたそう。
わたしもぼーっとしてる時に定年退職したら文房具屋さんとかカフェとか開きたいな〜などと気軽に妄想しているので、やっぱりいくつになっても将来の夢って大事だなぁと思ったりした。
ついでに、昔読んだデパ地下の和菓子屋さんでバイトする女の子が主人公の小説を読み返したくなった。和菓子のアンっていう本。確か続きも2冊くらい出ていた気がする。買ったはずなのに見当たらないのも謎。図書館で借りたんだっけ？見つからなければ買ってしまおう。
無事に練り切り欲を満たせそうな三連休になってよかった。
